都市伝説・・・奇憚・・・掲示板 8116305


怖い話投稿掲示板

1:管理人 :

2011/06/07 (Tue) 20:54:32

体験談以外の怖い話専用投稿掲示板です。
330:しろ :

2015/06/24 (Wed) 16:30:20

山小屋を管理するだけの簡単なお仕事です

9 本当にあった怖い名無し 2006/05/11(木)17:15:39ID:nwwQJx300

数年前の話。




夏休みに何か高収入のバイトないだろうか、と友人と探してたとき、とあるバイト雑誌に




「山小屋を1日間、管理してもらいたい」




という応募記事が目に付いた。

日給2万円。

すぐさま電話すると




「締め切りました」




と。

ガックリしてると、次の週のバイト雑誌にも載っていたので、すかさず電話。

今度はファミレスで面接までこぎつけた。

バイト代は、泊まった翌日の朝に支払われるらしい。




俺たち2人は即決し、山小屋までの地図のコピーをもらい、その日がやってきた。




意外と市街地から近く、私有地の山林の中にその山小屋はあった。




「この先、私有地により進入禁止」




と書かれた金網の所に、初老の男が立っており




「バイトの00君と00君だね、話は聞いてるから通って」




と言い、俺たちに山小屋の鍵をくれた。

10分ほど歩くと、山小屋が見えてきた。

丸太で出来たのを想像してたんだが、ちゃちなプレハブだった。

風呂が無いのと、食料持参なのが玉にキズだったが、高い日給に俺たちは上機嫌だった。




そして肝心のバイト内容は




「山小屋内の軽い清掃と、外の植木鉢に水を朝夕やること」




のみだった。







10 本当にあった怖い名無し 2006/05/11(木)17:17:21ID:nwwQJx300

そこはTVもなかったんで、俺たちは適当に携帯ゲーム機で遊んだり、トランプやボードゲームをしたりして時間を潰してた。




エアコンもなく、最初は地獄の暑さを予想もしたが、緑に囲まれているためか、多少汗ばむ程度で意外とひんやりして心地よかった。




やがて夜になり、コンビニのおにぎりとパンで夕食を済ませた俺たちは、早々とパイプの簡易ベッドで寝る事にした。




その夜、物凄い嫌な夢を見た。断片的にしか覚えていないが、とにかく




「寝てる体の下から多くの手に突き上げられて、散々触られた挙句に引き裂かれる」




という、なんとも不気味な内容だった。

翌朝、最悪の気分で目を覚ますと、心なしか友人の顔色も悪い。




「どうした?俺、なんか変な夢見て気持ち悪ィーんだよな」




「夢?俺も見たが、これこれこういう夢だけど…」




「同じ夢じゃん!」




気持ち悪くなった俺たちは、しばらく無言になった。やがて、友人がポツリと言った。




「なぁ、このプレハブの床なんだけど…気のせいかもしんないけど…微妙に揺れてない?」




そう言われれば、何かウォーターベッドの上にいる様な不思議な感覚が目覚めた時にあった。

夢の名残だろうと思い、別に気にも留めてなかったんだが…







11 本当にあった怖い名無し 2006/05/11(木)17:20:43ID:nwwQJx300




「なぁ、床下見てみようぜ」




友人が言った。

確かに、プレハブは地面から10cmほど浮いており、床下の四方をポールが支えている造りになってるようだった。




気になった俺は、友人に同意した。

俺たちは外に出た。




朝とはいえ、まだ5時ちょっと前で結構薄暗い。友人は持参したミニペンライトで床下の隙間を照らした。




「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ!!」




「どうした!!」




「腕!!腕腕腕腕、腕がぁぁぁっぁぁ」




「あっ!!」




床下には青白い、無数の切断された腕が散らばっていた。

だが、腕の切断面を見た瞬間、マネキンの腕だという事がすぐに分かった。




ただ、異様なのは全てのマネキンの腕に、女の顔写真(ポラロイド)と名前がマジックで書いてあった。




全部で50個近くはあったんじゃないだろうか。マネキンであることは、触って間違いなく確認した。




「何だよこれ…普通じゃねーよ…バックれようか?」




「バカ、一応金もらうまでは待とうよ。それでもまた新たに何か言ってくるようであれば、逃げよう」







12 本当にあった怖い名無し 2006/05/11(木)17:21:54ID:nwwQJx300

もう一度プレハブに戻る気にもならず、俺たちはボーっと外に立っていた。




あれこれ話している内に7時になり、昨日の初老の男がやってきた。




「お疲れ様。早いね。早速、これバイト代ね…ところで提案があるんだけど、あと3日間くらい泊まれないかな?もちろんバイト代は3日分の6万払うけど」




「お断りします」




俺たちはハモるように言い、一目散に逃げた。




振り返ると、男が苦々しそうな顔をして、携帯を耳にあて、こっちを睨んでいた。

それ以来、バイト雑誌でその応募記事は見たことがない。
おそらく、あのプレハブもないだろう。




帰り道、友人がいった。




「何かの実験だったんだろうね」




俺は軽く頷いて、同意した。



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