都市伝説・・・奇憚・・・掲示板 7430892
映画「学校の怪談」劇場公開30周年記念 | ■↑▼ |
2025/06/29 (Sun) 12:34:15
本年の、2025年7月8日(火曜日)は、
東宝映画「学校の怪談」劇場公開から30周年です。
2025/07/02 (Wed) 14:15:50
ある小学校のグラウンドでは、夜になると、整地ローラーに轢かれて亡くなった男の子が仲間を探して彷徨っている。
2025/07/02 (Wed) 17:17:08
あるスクールゾーンの標識は、夜になると仲良く通学する男の子と女の子の姿が消えてしまう。
ぽっかりと誰もいなくなった通学標識は、朝、子供達が登校する前には元に戻るという。
「標識の男の子と女の子も、家に帰ってるんじゃないの?」
と噂されている。
2025/07/04 (Fri) 21:31:58
紫ババア
夜の12時に鏡に向かって「紫ババア」と言うと吸い込まれる。
(島根県出雲市朝山小学校の(?)怪談)
2025/07/04 (Fri) 21:33:04
紫ババア
午後三時に一人でトイレに行くと天井から水が落ちてきて紫ババアの形になり、それを見ると吸い込まれる。
紫ババアを見たら「紫」と言わなければならない。
(兵庫県神戸市立港島中学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:10:07
夜の12時、絵の中のウサギがぬけ出して、ぴょんぴょんはねまわる。
(埼玉県T市の高校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:12:39
図工の時間に作ったねんどの手は、夜になると図工室の壁をはいあがり、天井を歩きまわる。
(千葉県F市の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:14:23
五人の貴婦人
長野県のある小学校には、地下室に下りる階段の踊り場に、五人の貴婦人の絵がかかっている。
絵の中には、澄ました顔をした五人の女性が描かれているのだが、
雨の日になると、その五人の貴婦人の後ろに、謎の女性が現れて、ニコニコ笑っているという。
2025/07/05 (Sat) 01:15:32
学校のモナリザは、なぜか時々「眉毛」が無くなり、二、三日たつとまた元の顔に戻るらしい。
(岩手県の山間部の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:17:05
誰もいないはずの音楽室で、たまにピアノの音がする。
そっとのぞいてみると、手首から先だけが鍵盤の上を動き回っていたという。
(群馬県の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:18:44
音楽室のベートーベンの目が光る。
(静岡県H市の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:19:53
音楽室のバッハは涙を流す。
(静岡県H市の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:23:09
理科室のガイコツは夜になると廊下を歩く。
(北海道の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:25:29
夕方、学校のトイレに入っていると、誰かがコンコンとノックする。
この時、返事をしなければなにも起きないが、
「入ってます」など返事をすると、下からべっとり血のついた手が現れ、足を掴むらしい。
(北海道S市の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:29:09
ゆきこさん
女子トイレの右から三番目の扉をノックして、
「ゆーきーこーさぁーん」
と、ゆっくりのばして名前を呼ぶと、誰もいないはずのトイレから、
「はぁーい」
と、可愛い声で返事がかえってくる。
(長野県M市の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:31:03
みぃちゃん
二階のトイレの二番目に入って三回まわり、
「みぃーちゃん」
と呼んで水を流すと、
「はぁーい」
と声がするという。
2025/07/05 (Sat) 01:35:38
トイレの天井から赤い手がさがってくる。
(新潟県の山間部の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:37:02
トイレのバルブ調節用の蓋のところから手が出る。
(神奈川県F市の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:40:10
ある小学校で新校舎の建設にともない、老朽化した旧校舎を取り壊した時、どういうわけか、便所だけは壊されずにそのまま残された。
広い跡地の隅に建つ便所は、風が吹くたびに壊れかけの戸がガタガタ不気味な音を立て、使う者は誰もいない。
たまに、そばを通りかかる人がいると、誰もいないはずの便所の戸がひとりでに開き、中から毛だらけの手が這い出て、
「紙をくれぇー」
と呻くような声が聞こえてきたという。
2025/07/05 (Sat) 01:45:57
プールの第四コースで泳ぐと、髪の毛が足にからまって溺れそうになったり、誰かに足を引っ張られる。
(宮崎県の小学校の怪談)
2025/07/05 (Sat) 01:49:34
プールの第三コースで泳ぐと足を引っ張られる。
また、夜になると、第三コースの飛び込み台の上に、鉄砲を持った兵隊が立っているのが見えるらしい。
(栃木県O市の小学校の怪談)
都市伝説・・・奇憚・・・blog 20周年に向けて | ■↑▼ |
2025/01/27 (Mon) 14:23:43
来たる今年の9月3日、
都市伝説…奇憚…blog 開設20周年
に向けて掲示板を立てました。
管理人様の健勝復活の願いも込めて。
(投稿の内容がアレとか関係無く)
ぼっちで百物語は嫌なので、
皆様も怪談や都市伝説をいっぱい投稿してくださいm(_ _)m
2025/06/20 (Fri) 10:35:21
違法駐車
一時期、家の前にいつも駐車されていた。
注意しようと思っても、いつの間にか家の前に無人の車が停まり、帰りを待ちかまえても、気付かぬ間に消えてしまう。
フロントガラスに、「駐車禁止!」と貼り紙をした翌日から違法駐車はなくなったが、今思えばおかしなことがある。
家の近くには民家も少なく、ショッピングモールはもちろん、その他の公共施設からも遠く離れている。
あるものといえば、大きな墓地があるだけなのに、あの車の主は、家の前に駐車をしている間、どこに行って、どこから帰ってきたのだろう。
そういえば、記憶違かもしれないが、車が停まる時も消える時も、エンジンや車輪の音を一切聞いた記憶がないし、
これは関係ないと思うが、あの車はなんだか、いつも線香の匂いがしていた気がする。
2025/06/20 (Fri) 13:02:40
かくれんぼ
Kさんが小学生の時、放課後の学校でかくれんぼをして遊ぶのが流行っていました。
その日も掃除当番が終わった後、数を数え始めた鬼から逃げ出したKさんは一人、理科室の教卓の下に隠れて、じっと息を潜めていました。
数分後、鬼は今どこにいるだろうと、廊下の方に耳をすませた時、
「どこにいるのかな、どこにいるのかな」
と、理科室の中から誰かの声が聞こえてきました。
突然の声にビックリしましたが、
「危なかった。顔を出してたら見つかってた」
とホッとしながら、Kさんは教卓の下に身体を縮こめました。
「見つけるぞ、見つけて連れて行くぞ」
ガタンガタンと、乱暴に探す音が聞こえてきます。
絶対に見つかるもんかと、口に手を当てて隠れ続けるKさん。
捜し物の音は大きくなり、バサバサと紙が落ちる音や、ガシャンとガラスが割れる音まで響きます。
「おいおい、やりすぎだろ。先生にバレたらどうする気だ」
声を押し殺したまま、物を倒す音や何かを壊す音を聞き続けるKさん。
時折声を上げそうにもなりましたが、Kさんは絶対に隠れきってやると、教卓の奥に身体を丸めて耐えました。
しばらくして、物音が一つもしなくなった頃、Kさんは教卓の影から理科室の様子を窺ってみました。
理科室の中には誰の姿もなく、しんと静まり返っています。
「良かった。見つからずにすんだ」
安心したKさんは立ち上がり、これからどうしようか考えながら部屋の中をぐるっと見回しました。
そして、
「あれ?」
と、目を丸くしました。
Kさんはさっきまで、たしかに教卓の下で、乱暴に部屋を荒らし回る音を聞いていました。
なのに、理科室には荒らされた跡が一つもなく、何事も無かったように整理整頓されています。
割れてるビーカーや試験官はもちろん、倒れてる椅子や、床に散らばってる紙なども一切ありません。
いつもと変わらない、Kさんが教卓の下に隠れる前と、まったく同じ理科室の風景が、そこにありました。
なんで?
どうして?
訳が分からない出来事に、その場で立ちつくしたまま混乱するKさんの頭の中に、いくつも疑問が湧いてきました。
じゃあ、さっきのあの乱暴に散らかす音はなんだったんだ?
そういえば、最初に声が聞こえるまで、ドアを開ける音もしなかった。
アイツは、いつ、この部屋に入ってきたんだ?
それに、今思い出すと、あの声は、鬼役の友達の声じゃなかった。
いや、そもそも、友達の誰の声とも違った気がする。
あの声は友達じゃなかったのか?
それじゃあ、一体、あの声のアイツは、誰だったんだ?
もし、見つかっていたら、自分はどうなっていたんだ?
そこまで考えた瞬間、総毛立ったKさんは、かくれんぼのことも忘れて、理科室から飛び出しました。
その時、
「あ、K見つけた!」
ちょうど理科室まで探しに来た鬼の友達とばったり出くわし、Kさんは鬼にされてしまいました。
「ダメだろ、ちゃんと隠れてなきゃ」
笑いながら言う友達の声につられるように、Kさんより前に見つかった友人達もそこに集まってきました。
みんな、Kさんがいた理科室とは、別の校舎へ逃げた面々です。
Kさんはその場で友人達に、「さっき理科室に来たか」と聞いてみましたが、全員、「こっちの校舎にも今来たばかりだ」と答えをかえしました。
その後、他の鬼役と一緒に学校中に隠れた友達を見つけていき、一人一人に理科室に来なかったかと聞きましたが、誰も理科室に来た子はいませんでした。
やっぱり、あれは友達の誰かじゃなかったんだ。
Kさんは、背筋が寒くなる思いで、さっきの自分の状況をあらためて理解しました。
その後、流行が廃れてきたこともあり、Kさんはかくれんぼをしませんでした。
放課後の学校にも出来るだけ居残らないようにし、一人で理科室に行くこともありませんでした。
それでも、その出来事があって以来、Kさんは絶対に見つからないような隠れ場所を探すことが癖になってしまったそうです。
もし、あの時見つかっていたら、自分は連れていかれていたのだろうか。
一体、どこに連れていかれていたのだろうか。
もしも、あの声の主が、まだ自分を探しているとしたら。
そう考えるたび、今でも時々、あの声が聞こえてくるような気がするから。
「見つけるぞ、見つけて連れて行くぞ」
2025/06/22 (Sun) 18:17:00
うしろの席
授業中、後ろから背中を指でトントンとされた。
いつものおしゃべりの誘いだろう。
注意しようと友人の席を振り返った後すぐに、「あっ」と思い出した。
その日、友人は風邪で欠席しており、うしろの席には誰も座っていなかったのだ。
2025/06/22 (Sun) 23:06:03
修学旅行の夜
宿泊先の旅館で、間違えて入った部屋に先生が倒れていた。
驚いて部屋に戻ると、今さっき倒れていたはずの先生が点呼に来ている。
先生や同室の友人達と一緒に、さっきの部屋に戻ってみたが、そこは誰も借りてない空き室で、旅館の人に聞いても、今夜は自分たち学校の人間しか泊まっていないという。
結局、見間違いでもしたんだろうと友人達には呆れられ、先生にも人騒がせな奴だと叱られ、その出来事は狐につままれた気持ちのまま終わった。
数年後、新聞に先生が死亡したという記事が載っていた。
修学旅行に行った旅館の、あの間違えて入った部屋で、物盗りに襲われて亡くなったという。
そういえば、あの夜に見た先生の顔、あの頃より老けていたな、と思い出した。
2025/06/22 (Sun) 23:53:07
夢じゃないよ
明け方、口笛の音で目が覚めた。
ルームメイトの友人だ。少し掠れて聴き取りにくいが、か細い音色は、いつも上機嫌な時に吹いてる曲だから、すぐにわかった。
「ちょっと、うるさいよ」
まだ眠い彼女は、二度寝のために友人をたしなめるが、口笛をやめる気配はない。
「やめてよ、怒るよ」
眠りの邪魔なため、思わず語気が強くなるが、友人は頭から布団をかぶったまま、口笛をふき続けている。
ため息をついた彼女は、友人の頭から布団を捲りながらキツく言おうとした。
「ちょっと」
友人は、死んでいた。
布団の下で、友人は苦悶の表情で冷たく硬まり、切り裂かれた喉から溢れた血で、シーツも布団の内側も赤黒くなっていた。
目の当たりにした惨状に、言葉を失っていた彼女は、やがて首を横に振りながら、呟き始めた。
「嘘。嘘よ。これは嘘よ。嘘でしょ。夢。これは夢。夢よこれは。ね。これは夢。夢よね?」
「夢じゃないよ」
彼女の後ろから、男の声が答えた。
2025/06/23 (Mon) 13:12:45
にわとり
Fさんの通っていた高校には、奇妙な鶏がいた。
毎朝、生徒たちが登校する時間になると、変な鳴き声を上げるのだ。
喉に何かが詰まったまま、無理矢理叫んでいるような嫌な声で、なにかの病気ではないかと飼育委員が教師たちに訴えたことも何度かあった。
けれど、学校側は、
「あの鶏は、昔からあんな風に鳴いていた」
と獣医を呼んだりはせず、実際、鶏も変な声で鳴く以外は、病気らしい様子はなかったという。
そうして飼育委員に新入生も、毎日の鳴き声に次第に慣れていくのが、毎年の常になっていたらしい。
ある日の放課後。帰りが遅くなったFさんは、妙な人影を見た。
その人物は、雨も降っていないのに黒いレインコートでフードを被った男で、黒いゴミ袋を持って、校舎の裏から出てきたのだ。
気になったFさんが隠れて覗いてみると、男は重そうなゴミ袋を背負って、鶏小屋へ歩いていった。
「先生の誰かかな?」
そう思いながら見ているうちに、男は鶏小屋の中に入り、地面に置いたゴミ袋の口を大きく広げる。
その中には、顔があった。
Fさんは悲鳴を上げそうになる口を、死に物狂いで押さえた。
目を見開いたまま、Fさんはもう一度、今見たものに視線を向ける。
子供が両手で抱えられるくらいの大きさのゴミ袋の中身。それは何度見ても、人間の、大人の男の顔だった。
異常なものを目の当たりにして、その場から動けなくなるFさん。
そんなFさんの見ている先で、鶏小屋の奥から、あの鶏が出てきた。
鶏は、いつも飼育委員が餌をあげる時のように、トコトコと男の前へ歩いてくる。
そして、おもむろに大きく広げたゴミ袋の口に頭を突っ込んだ。
「なんだ? なにをしてるんだ?」
鶏のすることが理解出来ないまま硬まるFさん。
しかし、何度も頭を動かす仕仕草と、嘴も顔も赤黒い色になっていく様子を見ているうちに、なにをしているのかわかった。
ゴミ袋の中の顔を、まるで鳥餌のように啄み、食べているのだ。
気が狂いそうな光景を前に、悲鳴と嘔吐を堪えたまま、Fさんは震えた。
しかし、すぐに我に返り、「このままここにいたら危ない」と、Fさんはなんとか男に気付かれないよう、その場から逃げ出した。
何度も何度も、男が追って来ているのではないかと振り返りながら家路を走り、家に帰り着くなり、その夜は朝まで、布団にくるまり震えていたという。
翌朝、学校はいつも通り、なにも変わった様子はなかった。
昨日のことが頭から離れないFさんは、登校しながら鶏小屋の方を窺ってみるが、鶏は小屋の中を呑気に歩いている。
「昨日のことは、もしかしたら夢だったのかもしれない」
そんなことまで考えられるようになったFさんは、級友達に挨拶をしながら教室に入った。
そして、そこで友人達から、驚くような話を聞かされた。
先月、隣町の高校へ異動になった先生が、行方不明なのだという。
話によれば、先生は先週の末に、学校から帰宅する途中で消息がわからなくなったらしい。
最後に目撃されたのが、この学校のすぐ近所だったということで、警察が今、学校関係者や生徒たちにも聞き込みをしているらしいと、友人達は興奮した様子で噂していた。
だが、Fさんが驚いたのは、その事件にじゃなかった。
友人達の話で思い出したのだ。
昨日、鶏小屋の中で鶏が啄んでいたゴミ袋の中の顔。
あの顔は、その、行方不明になった先生の顔だったことを。
その後、Fさんの身になにもおかしなことも、悪いこともなかった。
失踪した先生はいまだに行方不明で、あの日にFさんが見た男の正体もわからないままだが、それでも、あの時見たものに絶対関わらないようにしたおかげか、以前と変わらない日常を送りながら、Fさんは無事に学校を卒業することが出来た。
その後も、特に変わったことはない。
変わったことといえば、あの出来事のあった次の日から、鶏の声が、あの先生とそっくりになった気がするぐらいだった。
2025/06/23 (Mon) 15:34:48
ポスター
Iさんは実家で暮らしていた頃、部屋にポスターを何枚も貼っていた。
しかし、いつからか、何度貼り付けても、ポスターが剥がれ落ちるようになってしまったそうです。
最初は、セロハンテープで壁に貼っていたので、粘着力が無くなった所為で落ちるのだとIさんは思っていました。
けれど、ピンを刺して壁に貼るようにした後も、気がつくとポスターが壁から剥がれ落ちてしまうのです。
ポスターが剥がれる瞬間に原因があるかもしれないとも考え、Iさんはそれとなく、ポスターを観察するようになりました。
すると、Iさんが見ている間は全く異常も無いのに、少しでも目をそらした瞬間にペリペリと剥がれ始める。
そんなことが何度もありました。
これは本当におかしい。
そう思ったIさんは、父親から借りたビデオカメラを仕掛けて、自分がいない間の部屋の様子を撮影することにしました。
なにか不可解な現象が起こっている。
それは確かなことだったから。
カメラをセットした日、いつもより時間を潰して、学校から帰ってくると、やっぱりポスターは全て剥がれ落ちています。
Iさんはさっそくビデオカメラを巻き戻し、録画された映像を再生しました。
数時間、何も無いままビデオの映像は続きます。
Iさんが帰ってくる一時間前まで早送りをしてみますが、なにも変化の兆しさえありません。
考えすぎだったのかな。
そう思い始める間にも映像は流れ、とうとう、Iさんが帰宅する直前になりました。
すると、突然異変が起きました。
ポスターがうねり始めたのです。
えっ、と思い、Iさんは巻き戻してもう一度見ます。
見間違いや光の加減ではない。確かに、ポスターがゆるやかに波打っています。
最初は、風に煽られてゆっくり靡いているように見えました。
ですが、窓は鍵もちゃんと閉まっていて、隙間風も感じない。なにより、今のポスターの動きは、風によるものではありません。
しかも、異常はそれだけではない、まだ始まりでした。
蠢くポスターは、だんだん前へ、前へとひしゃげていき、ついには端っこに刺したピンが壁から浮き出てきたのです。
まるで、なにかが紙の裏から浮かび上がり、それがポスターを押し出しているようです。
そして、ついにポスターが剥がれ落ちる瞬間、それが映りました。
壁からピンが抜けて、ベリベリと捲れたポスター。
その裏に、「顔」がありました。
真っ黒な色をした、人間の顔。
壁の中に埋め込まれて、顔だけが壁面から出ている腐乱死体にも見えます。
でも、それは生きていました。
まるで周囲を窺う鳥のような奇妙な動きで顔面を震わせ、ギョロギョロと目玉を動かして部屋中に視線をめぐらせる「顔」。
その顔が、壁の中から浮かび上がり、ポスターを落としたのです。
想像もしていなかった信じられない映像に、Iさんは言葉を無くして、凍りつきました。
そんなIさんの手の中、ビデオカメラの中で「顔」はしばらく部屋中を見回していましたが、やがて、壁の中に吸い込まれるように消えていきました。
消える一瞬、ビデオカメラの方を見つめた「顔」と、目が合って、Iさんの背筋に震えが走ります。
「顔」が消えた一分後、帰宅してきたIさんの様子を最後に録画は終わり、そこで画面は真っ黒になりました。
そのまま、映像が終わった後も、なにも考えることも出来ずに立ちつくすIさん。
時間がたつにつれ、今見たものが事実だと全身に染み渡り、Iさんは恐る恐る、壁の方へ振り向きました。
そこにはいつもと同じ、真っ白い壁があります。
何も無かったかのような壁は、恐ろしいほど静かで、まるで、ジッとIさんを見つめているようでした。
その後、学校を卒業したIさんは一人暮らしを始め、実家に帰宅することは滅多にありませんでした。
一度、母親に電話で聞いた話では、あの部屋は使い道もないので、Iさんが出ていってからは空き部屋のままだそうです。
なお、壁にカレンダーやらをかけても、なぜかすぐに落ちてしまうので、あの部屋に今、ポスターや壁掛けの物は一切無いという。
2025/06/23 (Mon) 16:03:31
画鋲
Dさんが小学校の時、上履きの中に画鋲を入れる悪戯が流行した。
冗談ではすまされないのだが、当時は本当に流行していたという。
気に食わない同級生の上履きに画鋲を入れて、それに誰がやったんだと怒る姿や、次は自分の番かもしれないと不安がる女子やクラスメイト達の表情にほくそ笑む。
大人になった今、Dさんはその嫌がらせで遊んだことを後悔している。
なぜなら、毎朝、靴を履こうとすると、中から必ず画鋲が出てくるのだ。
ドアには鍵がかかってるうえ、マンションの5階で誰も入ってこれるはずがないのに。
夜、寝る前に何度も確認するが、朝になると、やっぱり画鋲が入っている。
鍵を換えても、玄関に隠しカメラを仕掛けても、なにも変わらなかった。
ただ、一度だけ。
夜中に目が覚めた時、Dさんは変な声を聞いた。
何度も何度も、同じ言葉を繰り返す、子供の声を。
「しかえし…しかえし…しかえし…しかえし…しかえし…」
Dさんが玄関先へ来た時には、そこには誰の姿も無く、画鋲が大量に詰まった靴が残されていた。
今でも毎朝、靴に画鋲が入っているらしい。
2025/06/23 (Mon) 18:20:30
コンタクトレンズ
これは、東京に住んでいた女子高生の話です。
彼女は昔から目が悪く、けれど眼鏡が嫌いなので、中学生の時からずっとコンタクトレンズをしていたそうです。
ある時から、コンタクトをしていると、目が痛むようになりました。
チクチクした痛みで、おまけにコンタクトレンズを外すと、なにやらポツポツとした跡がついているのです。
おかしいな、と思いましたが、視力が0.1だった彼女はコンタクトレンズをやめることが出来ず、親にも相談せず我慢していました。
ある夜。彼女は大学受験のために、夜遅くまで勉強していました。
時計の針が深夜をまわった頃、うとうとしてきた彼女は、勉強に疲れていたこともあり、コンタクトレンズを外すのを忘れて、そのまま眠り込んでしまいました。
それからしばらくして、机に座ったまま寝ていた彼女は、突然、目に走る激痛で眠りから覚めました。
今まで味わったことのない痛みが目玉で暴れ狂い、悲鳴をあげながら彼女は、コンタクトレンズを目から剥がしました。
その時です。
じゅるるるる
と、生まれてから一度も感じたことのない嫌な感触がしました。
コンタクトレンズと一緒に、目玉から、なにかが引きずり出されたのです。
それは、糸こんにゃくのような透明な糸でした。
コンタクトレンズに付着したそれは、目玉との間に糸を引き、だらんと垂れ下がっています。
そしてそれは、動いてました。
目とレンズの間に繋がりながら、ニュルニュルと蠢いています。
目の寄生虫です。
コンタクトレンズから目へと、寄生虫が生えていたのです。
彼女は絶叫しました。
コンタクトレンズを投げ捨て、狂ったように目を擦りますが、虫は目から出ていくどころか瞼の裏まで逃げ回り、ニュルニュルと蠢く感触がさらに彼女を狂乱させます。
そして彼女は机にあったペンを手に取り、そのまま、「虫に向かって」突き刺しました。
その後、おぞましい断末魔の叫びを聞いた両親が部屋に駆けつけてきた時には、彼女は目にペンを突き刺したまま絶命していました。
目の寄生虫は実際に存在しています。
それでも、人間の体では感染しにくい場所なので、あまり感染することはないらしいです。
しかし、コンタクトレンズなどの異物を目の中に入れることで、感染がしやすくなるそうです。
ましてや、なんらかのことが原因で、寄生虫の苗床になってしまったコンタクトレンズを使ってしまえば……この話の、彼女のようになってしまうかもしれません。
コンタクトレンズをしている皆様も、
これから始める皆様も、
気をつけてください。
2025/06/24 (Tue) 19:01:24
かくれんぼ
ある男の子が、公園で友達とかくれんぼをしている時、行方不明になった。
鬼になった子も友達も一緒になって捜したが見つからず、大人達も誰も男の子を見つけることは出来なかった。
警察も捜索したが、公園以外の場所で男の子を目撃したという情報も無く、
事件の日、公園の裏にあるゴミ捨て場に、粗大ゴミの廃品回収に来た業者も、それらしい子供の姿を見なかったと証言した。
そして、なにも手がかりさえ無いまま、警察の捜査は打ち切られ、いなくなった男の子は見つかることはなかった。
その数年後、ある埋立地で、奇妙な噂が囁かれるようになった。
地面の下から、声が聞こえてくるというのだ。
その声は、子供の声で、地面のずっと下の底から、何度も、こう叫んでいるという。
「もういいよぉー。もーいいよぉー。早く見つけて……」
2025/06/25 (Wed) 22:46:03
てるてる坊主
ある男の子が、遠足の前の日に、明日は晴れになるようにと、てるてる坊主にお願いをした。
「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
それでも曇って泣いたなら そなたの首をちょんと切るぞ」
翌日、雨が降って遠足は中止になった。
怒った男の子はてるてる坊主の首を切って捨ててしまう。
数日後。
延期になった遠足の前の日に、男の子はまた、てるてる坊主にお願いをした。
「てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
いつかの夢の空のよに 晴れたら金の鈴あげよ
てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ
私の願いを聞いたなら 甘いお酒をたんと飲ましょ」
翌日、絶好の遠足日和な日本晴れに、大喜びをする男の子。
ところが、男の子はてるてる坊主に、金の鈴も甘い酒もあげないまま遠足に出かけてしまう。
その日、男の子は遠足に行くことが出来なくなった。
走ってるバスの窓から顔を出した時、接触事故で首が折れてしまったから。
2025/06/26 (Thu) 21:57:59
親指
昔々、ヨーロッパの貧しい村の話です。
少年はその日、家の近くの森で、食べられそうな根菜は無いかと地面を掘っていました。
すると、土の中から、親指が現れました。とても大きな、人間の親指です。
少年がそれを力いっぱい引っ張ると、腐りかけてた親指は根元からちぎれて、両手で親指をもぎ取った少年は尻餅をついてしまいます。
その時です。その親指が出てきた穴から、地面がもぞもぞと蠢き、土の底から、恐ろしい唸り声が響いたではないですか。
恐ろしくなった少年はその場から駆け出し、一目散に家に逃げ帰りました。
家にたどりつき、
「ここまで来れば、あれは追いかけてこないだろう」
と安心した少年は、台所のお母さんに、得意げな顔で、もぎ取ってきた親指を渡します。
少年の収穫に、お母さんは目を丸くして感嘆しました。
「まあ、とっても大きな親指ね。今夜の晩御飯に、三人で食べちゃいましょう」
貧困で食べるものが無かった村では、縛り首にされた人間の肉など、死体を食べることも珍しくありません。
お母さんはグツグツと煮え立つ鍋で親指を茹でて、少年と、家に帰ってきたお父さんのために、包丁で三つに切り分けます。
そして、一つずつ親指の肉を手にした親子は、久し振りのお肉を頬張り、満足した顔で夕食を終えました。
その夜。草木も寝静まった頃のこと。
少年がベッドの中でなんとなく目を覚まし、寝返りをうっていた時です。
遠くから、声が聞こえました。
幽かに響くそれは、人の声のようです。
こんな時間に、何者だろう?
夢現に、その声を耳にした少年は、耳を澄ませてみました。
「オレの………親指は………どこだぁあああ………」
少年は目を見開き、全身が凍りつきました。
指先まで硬直した少年の耳に、再び、声が聞こえます。
「オレの……親指は……どこだぁあああ……」
喉から振り絞るような、かすれた男の声。
少年は震える拳を握りしめ、息を押し殺します。
「オレの…親指は…どこだぁあああ…」
また、男の声が響きます。
ベッドの中で震えながら、少年は気づきました。
声がさっきよりも大きく、そして、近くから聞こえることに。
「オレの、親指は、どこだぁあああ…」
声が、聞こえてきました。
家のすぐそば。玄関の扉の前から。
ガチャッ。
玄関から、ドアのノブを回す音が聞こえました。そして、
ギィイイイ。
ドアが開く、軋んだ音が続きました。
少年は布団を頭からかぶり、逃げることも出来ないまま、ベッドの中で震えます。
「オレの、親指は、どこだぁあああ」
声の主は、ベチャッ、ベチャッと湿った足音を立てて、家の中に入って来ました。
家中に響き渡る、低く、恐ろしい声なのに、別の部屋で寝てるはずの両親が起きてくる気配はありません。
「オレの、親指は、どこだぁあああ」
ベチャッ。ベチャッ。
男の声と一緒に、足音が歩いてきます。
「オレの、親指は、どこだぁあああ」
ベチャッ。ベチャッ。
まっすぐ、少年の部屋まで歩いてきます。
「オレの、親指は、どこだぁあああ」
ベチャッ。ベチャッ…。
足音は、部屋の前で立ち止まりました。
そして、
ガチャッ。
ギィイイイッ……。
ドアのノブが回る音に続いて、ゆっくり、ドアを開く音が響きます。
ベチャッ…。ベチャッ…。
さっきよりもゆっくり、濡れた足音が、部屋の中に入ってきました。
布団にくるまり、震えることしか出来ない少年は、もうどうすることも出来ません。
そんな少年を、さらにおびやかすように、
ベチャッ…。ベチャッ…。
足音は一歩。また一歩。ゆっくりと近づき、そして、
ベチャッ…。
ついに、足音は、少年のベッドの前で立ち止まりました。
「オレの……親指は……どこだぁあああ…………?」
布団に隠れる少年の、すぐそばに、声の主がいます。
今度ははっきり、少年に問いかけながら。
「オレの、親指は…………」
そう、言ったきり、なぜか声の主は黙りこくりました。
少年は怯えたまま息を震わせていましたが、だんだん、何も起きないことに、早鐘を打っていた心臓も穏やかになっていきます。
そして、静かなため息がこぼれた瞬間。
「お前が食べたなぁああああ!!!!!」
男の叫びとともに、布団が剥ぎ取られ、悲鳴をあげる少年をベッドから引きずり出しました。
2025/07/02 (Wed) 08:36:13
俺、小学校四年のときくらいまでスゲー田舎に住んでたんだけど、ある日の夕方、友達の家からの帰り道でふと何気なく空を見たら、ちょうど見上げたすぐそこにあった親戚の家の屋根に誰かが乗ってる。
親戚の家は古い家だったから、
「屋根瓦でも葺き直してんのかな」
と思ってちょっと近付いてみると、上に乗ってる人は、なんかその作業着にしては随分けばけばしい色使いの服を着てる。
それどころかよく見ると、どうやらその人は小汚い格好をして頭にパーマをかけたおばさんのようだった。
小汚く汚れた派手な色の服を着たおばさんが、親戚の家の屋根に四つん這いでしがみ付いて何かをしてるのだ。
俺は不思議に思って首をひねったものの、
「きっとあれは親戚のおばさんかなにかで、屋根は自分で直してるんだな」
とかなんとか無理矢理納得してその場を後にした。
その後、家に帰り夕食を食べ終えた俺は、さっき見た変なおばさんのことを祖母に聞いてみる事にした。
祖母はかなりの高齢で、普段から温和で誰にでも優しい人だったんだが、俺がその話をした途端、いつもの柔和な顔からうって変わって普段からは想像も付かないような厳しい表情になり、俺に
「顔は見たんか! 目は合ったか!」
と聞いてくる。
俺は怖くなってずっと首を左右に振っていると、祖母は
「しばらくあの家には近付かんほうがいい。そしてこの事は誰にも言うな」
と、いつもの顔に戻って俺に優しくそう言い聞かせた。
俺は祖母が怖かったからあまりそれについては聞けなかったんだけど、一つだけ「あのおばさんは危ない人なの?」と聞いたら、祖母は静かな声で「しょうきらさんじゃ」と言ったっきり、後は何も言わなかった。
それから半年くらい経って、俺はそこから引っ越す事になった。
友達としばらく会えなくなるのは寂しかったけど、きっと新しい友達がたくさんできる、と不安と期待が入り混じった気持ちで、みんなに別れの挨拶をしてその村を後にした。
それからまた5年ほどの月日が流れたお盆の日。
俺は久しぶりに村に帰ってきて、家族と一緒にお墓参りや親戚の家を訪ねたりしていた。
昔よく遊んでくれたおじさんや親戚の姉ちゃん。みんな昔のままだった。
親戚の家に2日ほど滞在して、俺たちは家に帰る事になった。
遠くの方でカナカナカナとヒグラシが鳴いていて、車内から見る夕焼けと夜が混じった空はどこか懐かしくて夏の終わりを感じさせた。
俺はふと10歳の時に見たあの事を思い出す。
当時はあまり気に止めなかったけれど、よくよく考えればあんなおばさん、親戚にはいなかったのだ。
時代遅れのサイババのようなチリチリパーマをかけたおばさんなんて、一目見ればわかるじゃないか。
俺はなんだか少し怖くなった気がして外を見るのを止めた。
車の窓を閉める瞬間、通り過ぎた家の屋根にあの派手な色彩が乗っていたような気がして、俺は慌てた。
<追記>
今はばあちゃん死んじゃって、本当はなんだったのかわかんないけど、とりあえずオチとしては、その屋根に乗られた親戚の家は、娘さんが大阪に行って行方不明になったままだったり、息子さんが精神病になってしまったりで絶えてしまったらしい。
2025/07/02 (Wed) 08:43:35
大学への通学路の途中に妙な建物がある。
サイコロをぽん、と置いたような色気のない立方体で、装飾も凹凸もほとんどない。
ある一面にだけ青いプラスチック製の板が打ち付けられてあって、たぶん窓があった場所なんだろう、そこを塞いでいる。
そのせいで中の様子はわからない。
その反対の面には長方形の入り口が切り取られているのだが、いきなり地下に続く階段がのぞいている。
「仮にその下に地下があるとして、じゃあ建物の1階の部屋にはどうやって入るんだよ」
と思っていた。
部屋か階段がトマソンなのか?
前者なら部屋はすっからかんだろうから窓を塞ぐ意味がわからない。後者なら部屋の入り方がわからない。なんにしても意味不明だった。
それほど大きくない。5m×5mくらいだろうか。
立方体と聞くだけじゃ不思議に思わないかもしれないけど、直に見てもらえないのが悔しい。
建物っていうのは色んな形、大きさの立体が組み合わさって出来ている物だし、アンテナも立ってれば窓もあったりで建物の「性格」みたいのがある(はず)。
このサイコロにはそれがない。言葉で聞くんじゃなく、見ればやっぱり違和感覚えると思う。
このわけのわからん建物のために無闇に広い土地が用意されていて、サイコロはそこに無造作に据えられている、といった感じだった。
敷地内にはそれ以外になんの人工物もなく、草ぼうぼう。
引いて閉める型の門で敷地への入り口は閉じられており、門と門柱は錆びまくったチェーンで繋がれていたから門を乗り越えないと入れない。
サイコロは外壁の塗料の剥げ方が尋常じゃなく、敷地内の状況も考慮して人の用いる建造物としてはとっくに機能してないんだろうな、と思っていた。
つーかこの構造では最初からまともに役目を果たしていたのか謎だったけど。
周りはちゃんとした住宅地だから浮きまくっていたし、なんか負のオーラみたいのを感じたからあんまり凝視しなかった。
ある日の朝。
いつもは自転車で通ってるんだけど、先日後輪がイカれたからここ数日は仕方なく徒歩で通っていた。
東京の人ならわかると思うけど、早朝けっこう強めに雨が降ってて、それがそのときになって止んだので「雨が降ったらお休みで~」も通用しなくなったからしぶしぶ大学に向かった。
大学生になって1年半、大げさな言い方をすれば、初めて「雨後」かつ「徒歩」の条件が整ったわけだ。
で、そのサイコロの前を通って仰天。
壁の一面に人の手形がびっしり。しかもたぶん子供の。
原理は知らんけど、たぶん雨が降るとかして水分に触れるとその部分が浮き上がってくるんだろう。
ヤバいもの見た、つーかここはやっぱりヤバかった、という感じです。
2025/07/02 (Wed) 08:48:08
不思議というか奇妙なコラピスおじさんってのがいた。
ローカルだが地元ではけっこう有名な話。
公園でガキに飲み物を売ってくれるホームレスっぽいへんなオヤジでさ、しかも売ってる飲み物が一種類。
名前が「コラピス」。
2Lペットの中に入れてあってそれを紙コップに入れて一杯10円で売ってるんだわ。
でも買ったらすごい不味いんだわ。
コーラとカルピスを混ぜてあるみたいなんだが変な味がする。しかもぬるくて吐きそうになる。
家で試したら全然味が違って美味しかった。
同じ町内の公園のいたるところで目撃されているんだが、聞いた話ではある日苦情があったらしくて、警察が回って歩いたり親に関わるなと釘をさされたり学校では集会が開かれて関わらないように指導されたりした。
それ以来一度も会ってないけどまだ生きているんだろうか。
怖いのは変なものを混入されていたのではと考えるとガクブルなんだが、体調には異常がなかった。
2025/07/02 (Wed) 08:55:19
横浜市のある街には、紙芝居にまつわる都市伝説がある。
夕方ある公園で1人で遊んでると、黒い自転車に乗って死神が来るという。
死神は子供の名を呼んで誘い、荷台に積んである紙芝居を見せる。
その紙芝居は非常に面白く、いいところで【つづく】になる。
続きが見たければ明日は川の土手においで。
死神はそう言って去っていく。
次の日の夕方、死神は川の土手にやって来て紙芝居の続きを見せてくれる。
そしてまたいいところで【つづく】になる。
続きが見たければ明日は橋の上においで。
死神はそう言って去っていく。
そうして死神の紙芝居を毎日見てるうちに、その子はいつの間にか川の向こう、
「あの世」に連れて行かれてしまう。
2025/07/02 (Wed) 08:56:51
俺が小学生の頃にクラスで流れてた噂。
俺が住んでいる町内には公園がいくつか設置されているんだけど、その中には学校から離れているせいか、ほとんど誰も遊びに来ないような寂れた公園が一箇所だけあった。
噂というのは、その公園に、“くっつきじいさん”という危険人物が出るという話。
曰く、そのじいさんは昼頃から夕方にかけて、公園のベンチにずっと座っているのだが、子供が遊んでいるのを発見するや否やすごい勢いで迫ってきて、公園の敷地から逃げ出すまでがっちり抱きついて、ベロベロ顔を舐め回して来るという、子供ならずとも警戒してしまうようなヤツだったそうだ。
噂は有名だったが、誰もそいつから襲われたという話は聞かなかったし、大人たちも特に注意を呼びかけるようなことも無かったから、その実態は結局不明。
2025/07/02 (Wed) 10:07:55
千葉県A市に、車がたくさん通る大通りがある。
そこは人通りも多く明るい道だが、その一角に、抜け道のような細い曲がり道があるらしい。
その細道は街灯もない一本道で、大通りとは一転して、いつも暗くて静まり返っている。
その道をずっと行くと、道に子供が描いた、赤いチョークの落書きがあるという。
人通りの少ない道に、赤いチョークの落書きがあるだけでも気味が悪いものだが、その落書きには、もっとおぞましい噂がある。
初めはハートなどの他愛もない子供の絵が道なりに続くが、最後のあたりに、絵ではなく、奇妙な文字が書かれている。
その文字は、こんな言葉だ。
「パパはまえにママはうしろにいるよ」
何年か前に、この道で小学4、5年生の女の子が両親に殺され、その後両親も自殺するという事件があったという。
母親が後ろから娘を押さえつけ、父親が前から包丁で滅多刺しにするという惨い事件で、落書きは、その時の様子を書いた文字なのだ。
事件の後、警察官がこの落書きを消そうとしたが、どんなに消そうとしても消えることはなく、気味が悪いと思った住民達が業者に依頼し、上からコンクリートで塗り潰しても、その下から浮かびあがる様に、落書きは現れたらしい。
あまりの恐ろしさに住民は次々に引っ越し、いつしか付近の住人はいなくなり、その区画には、落書きだけが消えることなく残されてしまった。
これはあくまで噂だが、この落書きを面白がって見にいくと、前に女の子の父親が、後ろに母親が現れる。
そして落書きを見た人は母親に押さえつけられ、そのまま包丁を持った父親に、女の子と同じように殺されてしまうという。
2025/07/02 (Wed) 10:10:14
近所の小学校の前の信号に子ども達に挨拶をしているおじさんがいる。
「おはよう」と笑顔で挨拶している。
しかしみんな友達と話したりで誰もおじさんに挨拶を返さない。
最近の子どもはなってないな…なんて思いながら、僕はそのおじさんに明日挨拶してあげようと思った。
翌日、小学校の前の信号、向こう側にはおじさんがいる。
今日も子ども達は素通りだ。
信号が青になった。
信号を渡る、「おはよう」とおじさんが子ども達に挨拶している。
僕はおじさんに「おはよう」と返した。
おじさんは僕を見つめいつもより素敵な笑顔でこう言った。
「やっと見つけた」
2025/07/02 (Wed) 10:51:58
怪談話や都市伝説において口裂け女やトイレの花子さんなどがあるが、数多く目撃例があるにも関わらず実証されていないのが事実だ。
これは私が中学生の頃の実体験である。
中学校までの通学路に畑があった。畑といっても何も作っている様子もない場所にいつも立っているおばさんがいた。
髪もバサバサで毎日同じもんぺを履いて畑を手入れする訳でもなく手を後ろに組んで立っている。
絶対に後ろを見せない。よく見るとただ立っているだけではなく登校している学生や通る車などを鋭い視線で睨みつけていた。
すぐに学校で噂になり、みんな好き放題言っていた。
あいつはあそこから動かないとか夜中になったら消えるとか。夜に通学路を車ぐらいのスピードで走っていたなんてのもあった。
しかし調べてみると卒業した3つぐらい上の先輩のおばあさんである事が判明。
みんなはホッとしたのか残念なのか複雑な様子で話は消え掛かっていた。
しかしやはりおばさんは毎日いる。朝も夕方も毎日あの場所に立って睨みつけている。
唯一残った噂が後ろに組んだ手に草刈り鎌を持っていて鎌子と呼ぶと切り刻まれてしまうというもの。
しかしおばさんの身元が分かった以上誰も信用しておらず、おもしろおかしい都市伝説的な感じになっていた。
そんな中事件が起きた。悪ふざけをする連中が立証しようと下校時に試すと言うのだ。
みんなは「やめとけよ」と言いつつ興味津々。下校時にみんながついて来てしまった。
こんな大人数だったら怪しまれるとみんな遠くに散らばり帰る振りをしながら畑を囲んで見ていた。おばさんもいつもの様にいる。
問題の言い出しっぺが道路を挟んで畑の前に立ち意を決して叫ぶ。
「かまこ~っ!」
次の瞬間おばさんが何かを投げた。
慌ててよける。当たりそうだった。おばさんは車が来るのも関係なくその子を追いかけて行った。
中学生を追いかけるなんてお年寄りには考えられなかったが、それよりみんなは何を投げたか確認をしに走った。
そこにあったのは刃渡り30センチ程の大きな草刈り鎌だった。かろうじてよけたものの、もし当たっていたら…考えると恐ろしい…。
その後、警察沙汰にもなりその子とおばさんは厳重に注意されたが事件には及ばなかった。
しかし私達は噂が現実になる瞬間を目撃してしまった。
みなさんも都市伝説や噂の怪談話などを立証しようと決して思わないで下さい。
恐怖体験どころか事件に巻き込まれる可能性は大きいですよ。
怖い話投稿掲示板 | ■↑▼ |
2011/06/07 (Tue) 20:54:32
体験談以外の怖い話専用投稿掲示板です。
2018/09/09 (Sun) 11:26:26
360 :1/2:2013/03/22(金) 16:53:12.00 ID:0gaPZEu4O
住んでるマンションで怪異連発中なので話を聞いてくれ。
オカ板は初めてなので力入ってたらゴメン。
5LDKの家族向けのやや広めのマンションなんだが、今年2月に単身で住んでいた中年男性が失踪した。
昼夜を問わず人の出入りがある家で、彼は「自宅開業の心理カウンセラー」だと説明していた。
実際は、浄霊・除霊・霊媒が生業で、いわくつきの遺品や人形を引き受けることもあったようだ。
で、問題は彼が消えたあと。
まず、予約したのに彼にすっぽかされた依頼人が、玄関ポーチ前に人形やら遺品の衣類を置き去りにする。
(オートロックじゃないので玄関先まで誰でも来れる)
14階建てのマンションだが、全ての階で廊下を走る音や、群集のざわめく声が聞こえるようになった。
棟集会を開いて、地元の神主さんにお祓いして貰ったが効果なし。
361 :2/2:2013/03/22(金) 16:53:13.00 ID:0gaPZEu4O
各戸の内側でも怪異が起きていて、特に酷い家は立派な仏壇を構えて朝夕のおつとめ(=読経)をしている家。
読経を始めると壁から人のうなり声がして、襖がガタガタ揺れるそうだ。
奥さんとおばあさんが、「救いを求めているに違いない」と頑張ってお経を聞かせているが、4ヶ月経ってもちっともよくならないという。
我がは同じ棟の下のフロアだが、日が沈むと沢山の手が窓をコツコツ叩く音がする。
ずーって石つぶてでも浴びてるような感じ。以前はなかった。
勇気を振り絞ってカーテンを開けても何も見えない。
しばらく経つと、またコツコツ、コツコツ。全部の窓とベランダのガラス戸が鳴る。
怖いので家族全員でリビングに寝てます。
大半の住民が同じ部屋で寝ていると聞いた。背伸びして買った広めのマンションなのに。。
住人がツテを頼って霊能者を頼もうとしても、「大量の霊は手に負えない」と断られると言っていた。
消えた霊能者も手に負えなくて逃げたか、気がふれたのか。。
無責任な行為に怒りを覚えるけど、死んでるかもしれないから悪く言いたくない。
2018/09/12 (Wed) 11:49:14
大学卒業して地元に帰ったら消防団に入れられた。
俺は妙な所で引きが強いみたいで、行方不明者捜索とかに出ると死体の第一発見者になった事がすでに2度(一人は水死体、一人は首吊り)火災現場でも煙に巻かれて亡くなった子どもとおばあちゃんを発見したり…
学生時代にも後輩がアパートのベランダで首吊ってるのを第一発見したなぁ。首吊りの遺体を人生で2度も見る事なんてあるんだろうか…
まぁそんな俺が消防団で体験した話。ほんのりというか謎な話。
その日は朝早くから行方不明者のおばあさんAさん(70歳くらい)の捜索が行われた。いなくなったのは前日の早朝。
同じ敷地内に住む長男家族がAさん宅を訪れた時、朝食のご飯が炊かれた状態で炊飯器の中にあり、味噌汁もまだ温かいままだった。
「近所の商店まで買い物に行ったのだろう」程度に考え、その時はスルーしたらしい。
しかし午後になっても家に帰ってくる様子はなく、おばあさんの家の朝食も食べられずにそのまま。夜になっても帰って来ないので警察に連絡したそうだ。
その日の夜は消防署と警察で夜間捜索が行われたが発見できず、翌朝になって俺達地元消防団、総勢120名を使ってのいっせい捜索が行われる事になった。
家族の談ではAさんは足が弱く病院に通っていた。いつも押し車みたいな歩行器を使って歩いている。だからそれほど遠くまで歩いて行けない。日頃はせいぜい近所の小店に行く程度。
家には歩行器はなく、外出用の靴が1足なくなっていた。普段履きではなく、ちょっとかしこまった場に行く時に履いていた靴らしい。
着ていた服は家族の推測で普段来ている普通のシャツにズボン。
それほど遠くに行けないはずなので、事故にせよ、自殺にせよすぐ見つかるだろうと思ってた。
が、4時間探して手がかり無し。
2018/09/12 (Wed) 11:51:54
地元は結構な田舎で、山の中とか海辺とか、Aさん宅の周辺を道無き道まで捜索した。
「徒歩で出かけてない」可能性も考え、地元のタクシー会社、交通機関の全てに連絡したがそれらしい情報はない。
「交通事故にあい、加害者が死体を隠した」とかの可能性が高くなったが、警察がどこを探しても事故の痕跡はない様だ。
結局二日間に渡って行われた捜索でAさんを発見する事は出来なかった。
それから1年と少したち、その件も忘れかけた頃だった。
警察が作った顔写真入りの捜索願の張り紙もずいぶん色あせ、たぶんAさんのお孫さんが手書きしたものをコピーしたと思われる「おばあちゃんを探しています」の張り紙も文字が読めないほどになっていた。
そんな頃、警察にAさんの目撃情報が大量に寄せられた。
「背格好も顔も服装も、歩行器を押して歩いている姿もAさんに違いない」
という電話が。
ところが目撃情報が寄せられる場所がバラバラで、Aさん宅の周辺から十数キロ離れた場所まで広がっていた。警察も情報にそって捜索を再開したがやはり発見できず。
ただ一つ共通しているのは、その目撃現場の近くには必ずお孫さんが書いた張り紙が掲示してあると言う事。そしてその手書きの張り紙全ての一番下の空白の所に鉛筆で一言
「おります」
と書き足してあると言う事。
未だにAさんは見つかっていませんが、家族も警察もあきらめているようです。
ちなみにその「おります」という書き込みですが、ガラスケースに鍵がかかるタイプの掲示板に張られた張り紙にも書き込まれていました。
鍵は公民館の管理者が持ってるので開けて書き込む事は不可能だと思いますけど。
「おります」の意味はきっとAさんがお孫さんに対して「いつもそばにいて見守ってるよ」と言っているんだと、勝手に解釈しています。
2018/09/16 (Sun) 18:25:19
622名前:本当にあった怖い名無しsage 投稿日:2006/02/16(木)07:20:14ID:kYRu/ozf0
いつものように駅のホームで電車を待っていた。
電車待ちの列に並んでいると、後ろからトントンと肩を叩かれた。振り返って見ると変な格好の人がニコニコしながらこっちを見てた。
その人、今時いないような格好をしていた。紳士服にシルクハット。見た感じは40~50歳ぐらいの男性だったがでも、どう見ても変人に見える。
映画とかならまだしも、日常でこんな格好をする人がいるハズがない。ヤバイなぁ・・・朝から変な人に捕まっちまったか・・・と内心思いながら
『僕に何か用ですか?』
と言ってみた。
「これが落ちてたんですが、あなたのではないかと思って。」
と言いながら、その人は手をグーの格好にしながら前にだした。
えっ・・・?自分が何か落としたのか・・・と思い
『あっ、すいません・・・』
と恐縮しながら、自分はその人の手の下に自分の手を出した。
「今度は落とさないように。」
といいながらその人は手を離した。
『はい、すいま・・・あれっ?』
自分の手の中には何もなかった・・・。意味が分からず
『あのっ・・・』
と言いながら目の前をみたらその人は消えていた。自分の目の前では、小太りの中年男性が新聞を読んでいた。
623名前:本当にあった怖い名無しsage投稿日:2006/02/16(木)07:22:29ID:kYRu/ozf0
??幽霊??朝から幽霊か?
キツネに抓まれたような感じだった。何なんだ・・・と思い、前を向き直した。
「ズキンッ」
急に頭が痛くなった。頭痛か?割れそうに痛い。吐き気も催してきた。うっ・・・ダメだ・・・。
電車の列から抜け出して、駅のトイレに駆け込んだ。嘔吐した。
何故か分からないが急に気持ち悪くなった。それから、しばらくトイレの個室に入っていた。1時間後、ようやく体調が回復した。
トイレから出てみると辺りがどよめいていた。何かあったのか?駅員さんに聞いてみると、電車が事故を起こしたらしい、とのこと。
列車に人が轢かれたんだろう、とそのときは思っていた。でも、実際はもっと重大な列車事故が起こっていた。
尼崎列車脱線事故。
自分が乗ろうとしていた電車だった。今でも、あの人が自分に手渡してくれたモノは『命』だったんじゃないかと思う。
でも・・・何故自分が助かったかは未だに謎。普通の一般人だし。
2018/09/24 (Mon) 09:47:05
313 名前:監視小屋 投稿日:01/09/23 02:37
私の通っていた高校は築120年という気合の入りようでした。
改築が繰り返された校舎は、素人目に見ても奇妙としか言いようの無い形に湾曲しています。
今では珍しくなった平屋であるにも関わらず階段があり、廊下のどん詰まりの壁際際から天井に向かって伸びています。
そのほかにも玄関を入ってすぐにある音楽室や、ドアが埋め込まれて立ち入れなくなった教室。
(外から見るとベニヤ板で物々しく目張りされています)
その中でも奇妙極まりないのは「監視小屋」なるものがあるということです。
私は遠方から通っていた為、時々地元の友人の家や先生の社宅に宿泊させてもらうことがあったんですが
たまたま泊めてもらえるあてがなかったその日、
「監視小屋」に泊まることにしました。
監視小屋は一見、ただの民家のようです。
八畳一部屋で古い型の電話、小さな台所があります。
そしてここがなぜ「監視小屋」と呼ばれているのか、私はその晩、身をもって知るに至ったのです。
小屋には私のほかにもう独りの友人が一緒に泊まることになっていて、私たちは修学旅行ののりではしゃぎながら布団を敷いたりしていました。
夕食を取りながら談笑しているとき、突然電話が鳴りました。
何事かとびくつきながらも電話に出ると用務員のおじさんで、女子生徒二人と言うこともあって心配してくれているようでした。
はしゃぎ過ぎないように色々と注意を促され、電話を切ろうとすると
「あぁ、忘れていたけど・・・西側の窓のカーテンは必ず閉めて寝なさい」
とのこと。
そのときは「はぁい」と生返事で電話を切ったのですが、よくよく考えると意味がよくわかりません。
学校の裏手にあたる墓地はその方向ではないのに、おかしいねと話しながら友人は何の気なしにそのカーテンを開けました。
そこには麻縄で禍々しく祭られた、古びた井戸がありました。
2018/09/24 (Mon) 09:51:00
314 名前:監視小屋2 投稿日:01/09/23 02:39
丁度コの字型になった校舎と小屋に阻まれていて、今まで目にする機会の無かったものだったのに一瞬ゾクリと悪寒が走りました。
「なんか気持ち悪いね」
などと言いながら、私たちは一つの布団にくっつくようにして晩は眠りについたのです。
どれくらい眠ったのか・・・私は肩口の寒さに身体を震わせて目を覚ましました。
ふと見ると友人の姿がありません。小屋にはトイレがなかったので、教員寮の方に借りに行ったのかと思い、しばらく待ってみましたが戻ってきません。
ドアを開けて外の様子を伺ってみましたが、校舎のほうからも教員寮からも戻ってくる気配はありません。
「何処行ったんだろう・・」
と不安に駆られながら部屋に戻った私は、本当に何気ない気持ちで先の窓のカーテンを開けてみました。
下着姿の友人は、井戸の側にいました。
そして腰の辺りに手をやってゴソゴソしています。
「なぁんだ、裏で用を足すつもりなのか」
と呆れながらカーテンを閉めかけた私は、ふと奇妙な感覚に囚われてもう一度井戸の方に目を向けて声を上げそうになりました。
ゴソゴソしていたと思っていたのは、腰に縄を巻きつけていたのだと気づきました。
そして今はしゃがみこんで縄の先に大きな石を括りつけています。
私は声も出ませんでした。
すると今度は井戸からぬるりと白い手が伸びてきたのです。
手は何かを探るように蠢いて、やがて近くの麻縄を掴みました。
友人は深く頭を垂れて項垂れ、最早何の反応も示しません。
縄を掴んだ手はずるりずるりと石を手繰り寄せていきます。
私は夢中で叫んだつもりでしたが、声が出ませんでした。
2018/09/24 (Mon) 09:54:26
315 名前:監視小屋3 投稿日:01/09/23 02:41
「あぁ・・Aちゃんが連れていかれる・・っ!!」
そう思ったとき、闇を劈いてけたたましく電話のベルが鳴りました。
私はその音と同時に、敷いてあった布団に尻餅をつきました。
そのとたんに金縛りのようだった身体がふと軽くなるのを感じ、気がつくと裸足で外へ飛び出して井戸の側の友人のところへ駆け寄りました。
放心状態の彼女を何とか小屋まで運び込み、どれくらい呼びかけていたでしょう。
しばらくすると友人は我に返り、泣き出しました。
恐怖から解き放たれた私も一緒になって泣き出しながら、とりあえず誰かに助けを求めようと電話を引っ掴みました。
そのとたん私はしがみついていた友人共々、又しても布団に尻餅をついたんです。
受話器ごと掴んだ電話機はガワだけで、電話線が繋がるどころか中の機械部分が空っぽだったのです。
後から聞いた話によると開校当時、なぜかこの井戸に身を投げて自殺を図る生徒が後を絶たなかったため、埋め立てようと試みたのですが関係者が相次いで亡くなるなどの不幸が続き、結局は埋め立てを断念。
改築を重ねて井戸が人目につかないようにしたそうです。
それでも何処からとも無く身投げをする人が現れるので、それを監視する為に人を置く「監視小屋」が設置されたのですが、
小屋に在駐していた監視役の男性も井戸に身投げを図り、小屋と井戸がそのまま放置される結果になったのだということです。
「カーテンを開けるな」と忠告した電話は、いったいどうやってかかってきたのでしょう?そして彼は、果たしてその監視役の男性その人だったのでしょうか。
2018/09/24 (Mon) 09:56:33
知り合いの話。
ロッククライミングをするために岩場へ向かう途中のこと。
狭い登山道の向こうから、誰かが歩いてきたという。
片足を引き引き、頭も左右にふらふらと、奇妙な歩き方をしていた。
さては怪我でもしたのかと、彼は小走りに駆けよった。
登山者は近くで見ると、それはひどい有様だったらしい。
折れた手足からは骨が突き出し、シャツはどす黒く染まっていた。
頭の鉢は欠けて脳漿らしきものがこぼれている。
歩いてはいたが、明らかに滑落死体だった。
しかし、それ以上に彼を恐怖させたのは、その登山者の顔だった。
虚ろな目を見開いたその顔は、間違いなく彼自身のものだったのだ。
硬直した彼の横を通り過ぎ、彼の亡骸は麓の方へ下っていった。
彼はその日、予定していた岩登りを取り止めたという。
2018/09/28 (Fri) 08:48:34
私の元担任の先生から聞いた話。
その先生(T先生とします)が前任していた学校で起きた事件です。
その学校は女子校と言うこともあり、当時は不審者の目撃や体操着の盗難などが多かったそうです。
グラウンドには部活棟があり、その脇には少し離れてトイレがありました。
トイレは昔ながらのくみ取り式です。
ある日、T先生の元へ朝練をしていたらしい生徒が泣きながらやって来ました。
T先生が事情を聞くも、パニックになって話せない様子。しきりに「トイレが、トイレが…」と呟いていたとか。
どうやら外にある例のトイレで何かあったらしく、その生徒に連れられてT先生が行くと、トイレの個室の壁一面に、排泄物が塗りたくられていたそうです。
T先生は最近多発している不審者の仕業だろうと警察に連絡。
初めはみんな変質者によるただの嫌がらせだろうと予想していたそうです。
しかし現場検証などを進めていくうちに、T先生は警察の人から「ちょっと」と別室に呼ばれました。
「生徒には話しにくいことなので」との前置きをされて、その警察が一言。
「あれ、中に人が入ってたみたいだね」
さすがにT先生もフリーズ。
よくよく警察の話を聞くと、便器の脇に手を掛けて上がった跡があり、さらにトイレの汲み取り口からは進入した形跡もあったとか。
壁一面の排泄物は、犯人がトイレから出たときに体についていたものを擦り付けてふき取ろうとして付いたものだろうとのことです。
この話を聞いたときはさすがに寒くなった…。
2018/09/30 (Sun) 12:01:52
子ども向けの区が主催する夏のキャンプに、スタッフとして参加した時の話。
肝試しをした夜に、肝試しコースまでの道をみんなで歩いてると、一台のスクーターが追い抜いていったのね。
肝試しを始める前も周辺をそのスクーターが走っている。
地元の若者か?と思ってたんだけど、コースを辿って走ってるので、スタッフの誰かが道案内役として走ってるのかと思い直した。
肝試し開始。
私も子どもと組んで一緒にコースを歩いた。
するとスクーターが追い抜いてった。
なんでか背中にお地蔵さんを背負ってる。
「やだー怖いー」と子どもとキャアキャア言いながら見送った。
また、凝ったことするなあ、誰だろうあれ?と思いながら。
肝試し終了。
同時にスクーターもいなくなった。
他のスタッフに、あのスクーター誰?と聞いたらみんな誰だかわからないという。
みんな見てるんだけど、いくつか意見が食い違う。
「地蔵を乗せてた」という子たち(私たちにもそう見えた)
「お墓を乗せてた」という子たち、
「二人乗りだった」という子たち。
結局誰だったのかも、なんだったのかも分からず終い。
2018/10/01 (Mon) 09:40:16
某新幹線が止まる近畿地方の駅の西口のエレベーターで体験した話なんだけど、今日はクッソ暑いなぁと思いながら荷物抱えて2階にあがろうとエレベーターに乗り込んだら、「すいませーん!」と言う声がしたので、開ボタンをおして待ってたら、乳母車を引いた女の人が入ってきた。
その人は私に、「すいません、ありがとうございます。」と言った後、「暑かったねぇー。ごめんねー。」と、泣き叫ぶ赤ん坊に話しかけてた。
正直、赤子の泣き声が嫌いで子供嫌いだったので、目を合わせず会釈だけして無視してた。
2階に上がるまでの10秒ほど、ずっと、「ありがとうございます」と泣き声だけが続いていた。
2階についたとき、開くボタンを押しながら、「どうぞ」と声をかけると、その女性は「ありがとうございます」と乳母車をバックで引いてでていったとき、チラッとみると乳母車には何も乗ってなかった。
心臓がドクン!ってなって女性の方を見ると、じーっとこっちを見たままバックで下がっていってた。
多分2階に上がる間もずっとこっち見ながら話してたんだろう。
今日はこんなに涼しかったっけ?と思った2016年夏の話。
2018/10/05 (Fri) 10:04:45
494 :1:2007/10/30(火) 00:46:32 ID:BJC4Encr0
さっきあった話です。
会社の仕事が忙しく、十時過ぎになってやっと帰れた。
何か作る気にもなれなかったから、途中でコンビニに寄って適当な食べ物を買った。
余りにも疲れていたからうっかり寄ってしまったが、私はここ半年ほど実はそのコンビニを避けていた。
そのコンビニには時々、ホームレスと思しきおっさんが来ている。
牛乳を一本だけ買うと、コンビニの外のぎりぎり光が当たる隅っこに立って牛乳を飲んでいる。
ホームレス狩りが恐いのかもしれない。いつも物凄くおどおどびくびくしている。
一度私が彼の隣に止めておいた自転車を取るために近寄った所、のけぞって逃げ出した挙げ句、後頭部からすっ転んだ事がある。
私は申し訳なく思い、直ぐさまコンビニの中に入り牛乳をあるだけ買うと、外に出てビニールに包んだまま、目もあわせずホームレスおっさんの横に置き、自転車を立ち漕ぎしてその場から去った。
申し訳なく思っていたとは言え、私は彼と何かの関係を持ちたい訳でもなかった。
次に会った時、その事で話しかけられでもしたら面倒だと思い、自然とそこのコンビニから足が遠のくようになっていたのだ。
で、さっきの話に戻る。
半年ぶりにコンビニに行ったら、そのおっさんがいた。
しかも私をじっと見ている。
私は買うものを買うと急いで外に出て、そのまま彼の横を擦り抜けて走って立ち去ろうとした。
すると彼は出し抜けに、「とらちゃん(仮名)は天国にいるよ」と言った。
2018/10/05 (Fri) 10:06:45
495 :2:2007/10/30(火) 00:47:36 ID:BJC4Encr0
とらちゃんと言うのは、私の母の猫だ。
母は数年前死に、残された猫を私が引き取った。
年老いた猫というのは中々面倒で、歯磨きしてやっても口臭はひどいわ、トイレ以外に粗相をするわ、しかも粗相をする時踏ん張るからついでに吐くわ、最後の二年間は、普通に介護していたようなものだった。
けれど、父も母ももう死んだ私にとってただ一人の家族だったから、私はとらちゃんを大事にし続けた。
私は余り器用ではなく、友達も恋人もいないから、とらちゃんだけが愛情を注げる相手だった。
自由になれるお金は全部とらちゃんに使った。
ネットで調べたベストと思われるペットフードを買いに遠征したり、頻繁に病院に行ったり、部屋をあったかく改装したが、年には勝てずに、とらちゃんは去年死んだ。
家族が死んだときと同じくらい悲しかったが、誰にも言えなかった。
私以外にとっては、たかだが猫だからだ。
ホームレスのおっさんは、その私の猫の名前を私に言った。
2018/10/05 (Fri) 10:08:11
496 :3:2007/10/30(火) 00:49:04 ID:BJC4Encr0
何かの間違いかと思ったが、(こういう言い方は失礼だけど)強烈な口臭といっしょに聞こえたので、ホームレスのおっさんが何かの発言をした事は間違いないと思う。
疲れていたしへこんでいたので、聞き間違いかもしれない。
だけど『とらちゃん』という名前は耳馴染んでいたので、中々聞き間違えないと思う。
ちなみにチキンなので、おっさんの方を見る事もせずそのままダッシュで帰って来た。
そして2ちゃんでこの話を聞いてもらえそうな所を探し、今こうやって書いている。
聞いてくれる家族なり友達なりがいれば良いと思うのだが、どっちもいないので、誰かに聞いてほしかった。
泣きながら書いているので、破綻があったら申し訳ない。
不思議と言うか、不思議なんだけど、聞き間違いの可能性が高い事は分かっているんだけど、今しばらくぶりに幸せな気分でいます。
以上です。
2018/11/26 (Mon) 09:03:34
中国人ヤンさん「心を正常に戻す薬あるよ漢方薬よ」
695 :名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)18:16:19 ID:DB4
昔妹がデキコンしそうになった時に酷いことをしたのが黒い過去かな!
妹相手は、もうどう考えても結婚して5年以内に出戻りしてきそうな条件の相手。
さらに妊娠してて妹はお花畑全開。
なんとか別れさせれないかと家族と何度も会議したし、当時友達が多かった私は色んな人に相談しまくった。
すると友達の友達が留学生のヤンという中国人を連れてきて
「心を正常に戻す薬あるよ漢方薬よ」
みたいな話をしてくれた
あと
「女性は妊娠するとホルモンバランスが崩壊して正常な判断がつかなくなるよ!よくあることよ!その為のお薬あるから」
みたいな話を聞いて、これだとひらめいた私はいい値のまま即買。
薬にしては少し割高だったけど妹の為☆って気持ちも大きくて、
当時、妹誕生日に1〜3万は普通にかけていたので気にならなかった。
万もしなかったし。
そのあと、妹に対して応援する体に切り替えて、「買った漢方薬」を
体にいいとか、赤のためになんて理由をつけて飲ませたり
なんか合わないと拒否されてもコッソリ飲み物にまぜたりして与え続けた。
一ヶ月もしないうちに妹は流産した。
キチンと飲みきらせないと意味がないみたいな話も聞いてたので、漢方薬がなくなるまで飲ませ続けた。
ビックリするほどシミが出てきてたが
ヤンから
「悪いものが表面に出るのは毒素が出ようとしてる証拠」
だと聞いていたので
効いてるんだとノンキに考えていた。
流産のショックで荒れた妹は精神を病み
初め男に当たるようになって別れ
仕事もやめて逃げるように実家に
20代のほとんどを引きこもってた。
妹が引きこもってる間に私は結婚した。
理不尽かもだけど、私が結婚してから妹に対する執着はほぼ消えたので
別の相手でまたデキだったけど…妹の結婚を聞いて素直にお祝いをした。
同年代のしっかりした男性だったし、条件も素晴らしくて両親は過去はないものと祝福。
誤解を招きそうだから先に言うが、妹の相手に好意を抱いていたとかは絶対にない。
妹が羨ましいとか妬ましいという感情は一切ない。
ただ妹が不幸になるのが嫌だし、妹が中退や休学するのが嫌だった。(家族共通)
結婚して会いにくくなったり、遊べなくなったり、子供なんかにかまける姿なんて想像もしたくなかった。(個人的に)
当時私も妹も学生してる方が多い年齢だったし、申し訳ないけど外見も内面も「なんでこんなのと?」ってレベル。
たぶん年齢や職種をみても平均より下(母曰)
しかもバツもあったし子供がいるような話も少し聞いていたので
むしろ可愛い妹をだまくらかした男(理不尽?)が憎くて〇意しかなかった。
今思えばシスコン入った兄貴みたいな感情だね。
実際、どちらかといえば女性の方が好きだし(これは過去じゃないから割愛)
薬が怪しいとおもったのは大分あとの話。
オマケでもらった風邪薬があったんだけど風邪引かないし、薬は飲まない主義なのでずっとほったらかし。
父が熱があって風邪薬ないか〜なんていったので全部あげた。
ケロッと直ったが
「飯は要らないから薬くれ、薬くれ」
って言いはじめて、本当に食べなくて
最後には
「薬が飲めないなら死んでやる!」
って川に飛び込んで入院。
色々調べられたけどシラを切り通したし、
父の言う話も支離滅裂だったのでうやむやになったが
私は初めてヤバいと思った。
オマケだけがヤバい薬だったと自分を納得させてる。
今はお互い嫁入りした姉妹ってノリで正月とおぼんしか会わない。
もしあの時の子供が生まれていたら16、
今甥が6才だから丁度10年も前の話なんだとふと思い出して吐き出した。おしまい
ミバレ隠しに時系列ずらした
696 :名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)18:39:12 ID:WzI
>>695
父ちゃんとばっちり喰らっててワロタ
697 :名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)19:36:38 ID:j51
心を正常に戻す薬w
確かに結果的にはそうなったね
中国人こええ
お父さん無事でよかったw
698 :名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)21:42:32 ID:DB4
ゾンビみたいだったし、普通の風邪薬をだまくらかして渡してもすぐにバレた。
お酒もタバコも食事もとらないで薬くれ薬くれって言われてもキムとはもう連絡つかないから無理って言ったら川ドボン
猫がウ◯チしてても気付かなかったのに
ゾンビみたいになってからは
ちょっとした臭いや人の体臭に文句をいうようになった。本気で怖かったわ。
699 :名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)22:52:10 ID:ckX
>>698
完全にヤ◯中です、本当にありがとうございました
ヤンおっかねえ…
ヤンなのかキムなのか
黒いけれどみんな幸せになってるようなので結果的にはよかったんだろうな
701 :名無しさん@おーぷん :2015/10/16(金)23:33:51 ID:DB4
>>699
痩せたせいか目がギョロギョロしてて
凄い小さい音にも敏感になってたから
薄々もしかしてって思ってたけとやっぱりそうだよね…
5年ぐらい(薬はもうないはずなのに)ちょっとおかしかったけど今は普通。
本当は連絡はいくらでもついたけど、ばか正直に話したら
「薬を譲ってくれ、連絡先を教えろ」
と頼むに決まってるから断った。
でも知らない間にいなくなってたよヤン。
>>700
偽名だから許してw
さすがに本名は…
妹も結婚しなくてよかったーと口ではいってくれてるのでそう思います
2019/09/21 (Sat) 13:39:55
gdddgdgさん
安倍晋三首相が、トランプ大統領に、取り入るために、
明日11日(アメリカでは10日)に、持って行く日本からの資金は、
なんと4500億ドル(51兆円)だそうだ。
2021/03/02 (Tue) 18:03:38
日常がホラー
2021/03/05 (Fri) 10:55:58
コロナ禍に関してはどの立場の人にとってもホラーとかミステリーっぽい
2025/03/12 (Wed) 11:15:57
ヴィ●セラフアイ 亀有903眼鏡男
こいつ最低最悪。酷過ぎる。今まで行った中で最も酷い。
暴力振るわれた。指に。
2025/05/29 (Thu) 17:29:35
この投稿は管理者の承認待ちです
予知夢 | ■↑▼ |
2012/09/08 (Sat) 06:06:35
今更ながらでどうかとも思ったんですが…
実は東日本大震災の一週間位前の話です。
朝方一面の瓦礫と原発の爆発の夢を見ました。
私は愚かにも日本の原発は安全だと思っていたのでどこか海外のことなんだろうと…
でも一週間後それが海外ではなく日本の事だと思い知り瓦礫も原発の爆発の様子も全て夢と一緒でした。
ここまでならまだいいんです。過去の話ですから…
最近頻繁に戦争と噴火の夢を見ます。
現実にならなければいいのですが…
2012/09/14 (Fri) 12:42:37
願望が叶えられます!
■人気上昇
■恋愛関係
■復縁
■呪い
■苦しい時
ヤフー、グーグル検索でASMODEUSと入力するとみつかります。
新しい世界がひらけますよ
2024/12/08 (Sun) 06:38:01
やたわなか
磯野家の幻の長男 | ■↑▼ |
2012/12/08 (Sat) 13:48:11
国民的作品『サザエさん』の磯野家は大人の姉(サザエ)と小学生の弟妹(カツオ、ワカメ)という今から見ると異質な兄弟構成になっている。
しかしこれは連載当初の「戦争」が身近な時代では決して珍しいことではなかっ た。
当時、18~20の若い男子はみんな戦争に取られてしまったため、年頃の長男は家におらず、
年頃の姉とまだ小さい次男坊は残っているという年代のエアポケットのある家はいっぱいあったのだ。
作者の長谷川町子先生はそういう家の人にも配慮して、磯野家もこのような家族配置にしたのだろう。
もちろん、磯野家には戦死した幻の長男が居たかもしれない…
2024/12/08 (Sun) 05:41:25
サザエさんの、
大谷翔平選手のふるさとから車で2時間都市伝説成人式結婚式 | ■↑▼ |
2024/10/12 (Sat) 03:41:36
岩手県大谷翔平の地元近くオカルト成人式と結婚式の恐怖体験OK
岩手県大谷翔平の地元近く
岩手県から秋田へ入りまもなくの集落の公民館で18才の成人式が行われれます。
集落の男は本当の結婚は出来ません。
農家の長男と結婚して朝5時から牛舎で牛の世話、日中は野菜、夜はまた牛の世話を毎日。そこへ嫁に来る人間はいません。
そこで集落では成人式に疑似結婚式もします。
新婦役は集落の町内会長の後妻55才。集落では一番若い奥さんです。
新郎は飼ってる牛で一番の牛を連れて来て牛の素晴らしさを話て後妻へプロポーズの言葉を話します。
集落で後妻と結婚式を挙げた新郎は15人です。
集落の各家の玄関やリビングには同じ後妻との結婚式の写真が飾られています。..(続きを読む)